Amazonセール最安のTeam DDR4メモリを購入

Team DDR4メモリ3600Mhz PC

2023.12.9~11 AmazonホリデーセールにてTeam GroupのDDR4メモリを購入したので、そのレビューをしていきたいと思います。容量16GBから32GBへの増量です。基本ゲーム目的、Ryzen環境での使用、内容はメモリタイミングとベンチマークになります。

購入製品

  • 製品:デスクトップ用メモリ ハイスピードタイプ Vulcan Zシリーズ
  • 規格:DDR4 UDIMM XMP2.0準拠
  • 容量:16GBx2(32GBkit)
  • 速度:3600Mhz (PC4-28800)
  • CL値:18-22-22-42
  • 電圧:1.35v
  • 保証:日本国内無期限正規保証
  • 価格:8,980円(Amazon 2023ホリデーセール)

まずこのメモリを選んだ理由ですが価格が一番安く、Ryzen環境での評判がよかったことです。速度はJedec準拠の3200Mhzではなく、OCメモリと言われる3600Mhzです。3200Mhzだとさらに安いものもありますが、ゲーム目的で価格差も1,000円くらいだったので、旧環境と同じ3600Mhzにしました。OCといっても当環境のB550マザーボードでは4533Mhzまでサポートされており、Ryzen7 5700Xでの実績例も豊富なので特に不安はなかったです。Ryzen 3000番台(Zen2)以下やB450以下だと要確認です。

Team Groupってどんな会社?

今回初めて知った会社なのですが、会社HPとそのリンク先で見つけた情報を紹介しておきます。台湾の上場企業なのでGoogle Financeでも調べられます。事業内容はDRAMだとSamsungやSK Hynicsのメモリチップを調達して、自社設計した基板にキャパシタと一緒に実装、メモリモジュールとして販売というようなものになります。ゲーミングブランド『T-Force』を2016年から展開しており、日本法人・日本語サイトもあって国内サポートもしています。ちなみにX(旧twitter)もありました。

社名Team Group Inc.(十銓科技股彬有限公司)
本社台湾
設立1997年
事業内容DRAMモジュール、SSD、USBメモリ等の開発・製造
上場2019年 台湾証券取引所
日本法人設立2008年
売上(2022)約300億円
売上(2023.1~11月)約660億円
DRAMモジュール売上ランキング(2022)9位*
*出典:キングストンwebサイト https://www.kingston.com/jp/company/marketshare, 及びTrendForce 2023年10月

外観

メモリ両サイドの凹形状にプラスチックの凸形状が合わせてあり、ズレ・飛び出し防止構造になっています。結構カッチリとハマっています。

正面。シールが付いてきます。

下からのアングル。隙間の奥のほうに一番高さのあるメモリチップがあって、そこに高熱伝導接着剤が使われているようです。ヒートシンクの浮いている部分がペコペコ凹むようなことはなく、適度に厚く、しっかりとした剛性があります。

既存品との4枚挿し。高さが抑えられていて他パーツと干渉しにくいのがいいです。ちなみに4枚挿しでも3600Mhzで起動、FF14ベンチマークくらいは通りました。運用は2枚挿しなので、それ以上は試してません。

性能

スペック詳細

Thaiphoon burnerというソフトを使うとより詳しいメモリ情報を読み込めます。以下その一部です。このソフトが動かない場合はnot workとかで検索してみてください。

DRAMチップSK Hynix
RankSingle
DRAM型番H5ANAG8N?JR
DRAM Die revisionN/A
製造週2023.9.11
生産地台湾

型番が一部不明で、そこがDie revisionに該当するのですが、詳しい情報は見つかりませんでした。海外の方のレビューでTeam Group用に再ブランドされているという情報も見つけましたが、技術的な理由というよりも調達やコストといったビジネス上の理由でN/Aになっているのかと思われます。通常の使用では特に問題ないです。

メモリタイミング

左が旧メモリG.Skill Sniper X(Samsung B die)、右がTeamのメモリです。UEFIでXMP2.0準拠のプロファイルを読み込んだ状態で、サブタイミングは全てAuto設定です。Auto設定だと基本的にメモリ内のパラメータを読み込むようです。TeamメモリtRFCの値が高いので手動で下げます。

memory timing comparison

帯域幅 実測値比較

SiSoftware Sandraというソフトで帯域幅をそれぞれ計測してみました。一度に転送するデータ量の測定です。
Team : タイミング調整したもの (詳細は最後)
G.Skill:Auto
Team : Auto

FF14ベンチマーク スコア比較

FF14ベンチマークはメモリ性能の効果が出やすいソフトです。

                          
Team手動調整23583
G.Skill設定Auto23095
Team設定Auto22642

ベンチ結果に含まれているローディングタイムも7.2秒から7.0秒と少し早くなりました。ローディング性能は基本SSD性能に依存しますが、メモリやGPUの影響も少なからず受けます。オンラインマルチでゲーム画面が暗転して切り替わるようなシーンだと、誰かが先に動いていたりとか微妙に体感できたりします。

調整後のメモリタイミング

メモリタイミングは最終的に以下にしました。もう少し詰めることもできますがこの辺で。方法は一応セオリー的なものがあるので興味ある方は検索してみてください。memtest+86 2周、OCCT10分完走しています。

まとめ

総じていいです‼まず何より価格が安かったのがいいです。Amazonブラックマンデーセール、ホリデーセールと連続で割引対象だったので、また別のセール対象になるかもしれません。性能についてはタイミングをある程度詰めることが出来たのと、クロックも3733Mhz(1.35v)、4000Mhz(1.4V)で起動したことから、余裕のある仕上がりになっていると思われます。この辺りは出荷前の検査規格や検査方法次第でメーカーがコントロールできる部分なので、今回の結果もそれなりにメーカーの意図が反映されたものかと思われます。

タイトルとURLをコピーしました