はじめに
今回、2019年秋に購入したBTOパソコンに搭載されていたCPUを交換してみました。
マザーボードはB350のままで、ソケット形状と設計電力65wは共通です。
旧)6コア12スレッド Ryzen5 3600
新)8コア16スレッド Ryzen7 5700x ※2023年コスパ最強!(とにかく安い)
交換方法や性能は情報が豊富なので割愛します。
安定度はどうなの?ということでそのときの経験を書いてみました。
結果
結果から言うと動きました。性能も出ています。
ただ一部のゲームと耐久性テストで不安定な結果となりました。
○ 安定していたもの
・CINEBENCH R23、3DMark等のCPU、GPUベンチ
・FF14 & FF15といったゲームベンチ
・少し古いゲーム 例『Plague Tale: Innocence』『FF14』
× 不安定だったもの
・OCCT ※各パーツの耐久性テストソフトウェア)
・新しいゲーム『Plague Tale: Requiem』と『Star Field』
OCCTは各パーツ毎にテストができますが、CPUとメモリのテストでは開始した瞬間、必ず電源が落ちました。ゲームプレイでは数時間に一度電源が落ちるかどうかといった具合です。
電源が落ちるときは特にエラーメッセージも出ずに、スっと電源が落ちます。
高負荷シーンで落ちやすいですが、そうでないシーンで落ちることもありました。
メーカーサポートについて
サポートされている一文はメーカーページのBIOS説明欄にひっそりと書かれています。
※AB350M-HDV R4.0 BIOS バージョン7.40 2022/11/15
https://www.asrock.com/mb/AMD/AB350M-HDV%20R4.0/index.jp.asp#BIOS
- Update AMD AM4 AGESA Combo V2 PI 1.2.0.7
- Support Renoir, Vermeer, and Cezanne CPU
↑ ここ!VermeerがRyzen7 5700x含むZen3世代。 - Remove Bristol Ridge(AMD A-series/Athlon X4 series) CPU support.
- Improve GPU compatibility for GeForce RTX 40 series.
あくまで自己責任です。
「設計上動くからBIOS出しておいたよ!」くらいのものです。
CPU交換時のPC環境
【マザボ】 Asrock AB350M-HDV Rev4.0
【CPU】 Ryzen7 5700x
【メモリ】 G.Skill F4-3600C19S-8GSXWB
16GB(8GBx2)DDR4-3600 CL19-20-20-40 1.35V ※3200MHzで運用
【GPU】 Radeon RX6700XT
【電源】 650w
【モニター】Ultra wide 3440×1440
感想とその後
AMDは元々B350でRyzen5000番台をサポートしない予定でしたので、ある程度の無理が感じられる交換でした。基本的にマザボの交換は念頭に置いておいたほうがよいです。
結局マザボはB550に交換しました。Asrock B550M Pro4というマザボです。
不安定だった点は無事解消されて現在に至ってます。
VRMフェーズ数が6から8に増えたのがよかったのかもしれません。
予定外のマザボ交換でしたが、Gen3下位互換で使っていたパーツがGen4動作したり、メモリも3200MHzが限界だったのが3600Mhzで安定するようになって結果良かったです。
マザボ交換の体感性能はほぼ同じです。ベンチで2~3%UPといった程度です。